5/1に観てきました。
今年の秋に上映予定だったそうなのですが、
福島第1原発の事故を受けて、急遽前倒しで公開された映画です。
おそらくこのような事情からでしょう、プログラムができてなかったのが残念でした。
あとで買えるといいなぁ。
会場は予想通り満席でした。
映画は、フィンランドで建設中の、放射性廃棄物の最終処分場
「オンカロ」を追ったドキュメンタリーです。
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危険な放射性廃棄物をどう廃棄するか。
水に浸しておく? 宇宙へ飛ばす?
どれもこれも問題があり、やはり地中深くに埋めることが一番だということで、
建設が始まった「オンカロ」だけど、
放射性物質が無害になるまでは10万年かかるといいます。
せっかく埋めても、その後の人類に掘り起こされたらプロジェクトの苦労はパーです。
果たして10万年後まで、人々から忘れ去られることができるだろうか。
様々な議論が淡々と交わされます。
ちなみに10万年前はネアンデルタール人が生きていた時代。
もし今の私たちが、ネアンデルタール人が作ったと思われる古代遺跡を発見し、
危険だ、近寄るな的なメッセージを発していたら、
間違いなく歴史的な大発見!と喜んで遺跡を暴いてしまうだろう。
10万年という途方もない未来の人々にメッセージを伝えることが
いかに難しいかわかります。
こんな途方もない未来へのメッセージを真剣に議論する様子は、
一見滑稽にも見えるけど、
これが放射性廃棄物についての議論なんだから、笑えない。
そしてこれは現実だということ。
本当に、放射性廃棄物はどうにかしないといけないのに、
一体私たちはどうすればいいのか。
途方もないこの数字が、原子力発電の恐ろしさを物語っています。
原子力発電と、核と、すでに存在している核のゴミと、
どう向き合っていくべきか。
全国で上映して欲しいです。
...と思ったら、今かなりの勢いで全国で上映してますね。すごい!
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放射性廃棄物とは、危険な放射能を持つ核のゴミのこと。
原発が動いている限りは必ず出るものです。
使用済みの核燃料が高レベル放射性廃棄物です。
なお、日本では使用済み核燃料をリサイクルして使うので、
日本の「高レベル放射性廃棄物」はこのリサイクルのときに出る廃液を言います。
日本はあんな狭い土地の上に原発が50基以上あります。
それなのに、高レベル放射性廃棄物の最終処分場は決まってません。
ゴミ箱ないのに見切り発車。それが原発。
私は、危険すぎてどうしようもできないまま増え続ける放射性廃棄物の存在が
原発の本当に恐ろしい部分だと思ってるんですね。
トイレなきマンションと言われる原発。
必ずついて回る放射性廃棄物の問題は、
原発賛成派も反対派も、考えなくてはいけない問題です。



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